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褥瘡とは?塗り薬を選ぶには?予防方法もご紹介します!

車椅子などに一日中座りっぱなしの老人や患者は、介護がどのようになされているかが重要です。体位を変えたり、15分ごとにお尻を持ち上げたりしてあげます。

褥瘡(じょくそう)とは、同じ姿勢で寝たきりになるなど、皮膚が床に接して圧迫されることで生じるものです。特に圧迫を受けやすい部位にでき、やせて骨がでてくると圧迫やずれを受けやすくなるので、お尻や踵によくできます。いわゆる床ずれは、医学的に褥瘡といいます。

ここでは褥瘡ができる原因・メカニズム、合併症になる可能性が?そのほかにも治療方法と予防方法、一緒に紹介していきます。

褥瘡の原因・症状

褥瘡(じゅうくそう)になりやすい人

1.寝たきりになっている人

褥瘡の多くは長期臥床が原因です。早い場合は2時間同じ場所を圧迫していると褥瘡は発生するので、長時間の手術後などでも見られます。

皮膚は長時間圧迫されると血流が途絶え、酸素や栄養がなくなり皮膚の細胞が死滅します。同じように皮膚にある細い血管自体も詰まり、さらに血流が悪くなって、皮膚に炎症をきたします。

脳卒中など筋肉や神経に障害が起こり、寝たきりの患者や手術を受けた患者は、自力で体を自由に動かせないため、体の一部の組織が自身の体重に圧迫され続けることで、血行が悪くなります。血液から供給される栄養や酸素などが減り続けた結果、圧迫された箇所の皮膚・筋肉組織は必要な栄養が届かず、死んでしまいます。これらの死んだ組織、症状が「褥瘡」です。

2.栄養状態が悪い人

栄養不足の状態が続くと、脂肪や筋肉は身体のエネルギー源となり消耗され、肌の弾力が失われ、過度に痩せることで、骨が出っ張り、褥瘡になりやすくなります。特に食事がうまくできない、病気で食欲が低下している高齢者は、栄養不足になりやすいため、柔らかい食べ物や刻み食など摂取しやすい食事形態に見直すことが必要です。

濡れた肌に褥瘡が起こりやすい原因とは

褥瘡は皮膚トラブルのため、皮膚の状態が悪い場合は褥瘡が起こるリスクが高まります。汗、尿、糞便などで肌に付着している場合、湿気が多くなると、肌が過度の水分で膨張してふやけた状態になります。

皮膚がふやけると摩擦が起きやすいだけでなく、排泄物に細菌が付着している状態で、肌のバリア機能が低下しやすく、肌への負担が大きくなるため、褥瘡が起きやすくなります。

しかし、皮膚が乾燥し過ぎると、物体との摩擦といった刺激から守れなくなるので、お尻など肌を清潔にする時は、水分を過剰に拭き取らないようにしながら、乾燥しすぎないように保湿ケアをしっかり行いましょう。

褥瘡の好発部位

普通は同じ姿勢で寝ていても、同じ位置を圧迫することにより痛みを感じ、無意識に体の位置を動かしています。しかし痛くても体を動かせない人や、痛みを感じることができない人では容易に褥瘡ができます。

褥瘡が発生する一つの原因は、人体が圧力を受けるためです。
骨の出っ張りがある部位は、ベッドや床などと摩擦を生じやすい箇所であるため、褥瘡になりやすくなります。

1.仙骨部(せんこつぶ)
臀部と腰の間に中央の骨が出た仙骨部は仰向けで体圧のかかりやすい部位なので、褥瘡が一番発生しやすい部位です。

2.肩甲骨部
仰向けで寝ている間に、仙骨部と同様に体重の圧迫を受けやすい部位の一つです。体の向きを変えると褥瘡予防になります。寝たきり状態の患者を介護する時に、気を付けなければならない箇所です。

3.大転子部(だいてんしぶ)
大転子部は腰と足の付け根に骨が出っ張った部分なので、横向きで寝る時に一番圧迫されやすい箇所です。

褥瘡のできはじめは、皮膚が赤くなり、うすく水疱(水ぶくれ)ができます。この水疱が破けてびらんになり、乾いて治ってしまうこともありますが、皮膚が壊死すると、黄色から黒っぽくなり、周りが炎症を起こして赤く腫れてきます。さらに感染を起こして膿がたまることもあり、高熱が出たりします。

褥瘡は皮膚だけでなく、合併症が生じる可能性も?

褥瘡は放置しておくと皮膚の炎症が悪化し、水ぶくれや、膿が溜まった膿瘍を形成することもあります。さらに進行すると褥瘡から体液が漏れ出ることで、体に必要な水やタンパク質などの栄養素が失われ低蛋白血症を起こしてしまうこともあります。

また、傷口から細菌感染症を起こすこともあります。骨まで達するような深い褥瘡ができてしまうと、骨に感染して骨髄炎を起こす危険もあります。さらに菌が血液内に侵入してしまうと、敗血症といって血液を介して全身に菌が回ってしまい、最悪の場合死亡するケースもあります。

褥瘡を起こす患者さんは高齢者や長期入院の方が多く、体力も免疫力も低いため、上記のような皮膚からの感染症のリスクは高い状態にあります。そのため、そもそも合併症が起こりやすくなっているため、褥瘡の早期発見は合併症を予防するという観点でも非常に重要です。

褥瘡の予防:環境改善・体圧分散・清潔保持

褥瘡を発生させないために、あらかじめ骨の突出部にかかる圧力を分散させることが重要です。体圧を分散する寝具(エアマットレス・ウレタンフォームマットレスなど)などを使用し、骨への圧力を軽減します。そして2、3時間ごとに体位を変えてあげましょう。また、日中座りっぱなしの患者さんの場合は、15分ごとにお尻を持ち上げるようにします。

皮膚が乾燥していると、皮膚が傷つきやすくなりますので、入浴後や体を拭いた後に、保湿クリーム(ケラチナミン軟膏・ヒルドイド軟膏など)を使って、皮膚を保護します。

また、体を拭く際には、血行をよくするためにマッサージを行うといいのですが、骨の突出部のマッサージは、かえって皮膚組織に摩擦とズレを生じさせるので避けるようにしましょう。骨の突出部はマッサージがせずに、体位変換時に皮膚の状態をよく観察することが大切です。

さらに全身を清潔に保つことも大事なポイントです。汗や飲食物で寝具や寝間着が汚れた場合も、すぐに取り替えるようにします。特に尿失禁と便失禁に対するケアは、褥瘡の予防上とても重要です。サニーナなどの皮膚清浄・清拭剤を使って常に皮膚を清潔にし、バリケアパウダーなどの保護材やワセリンを塗って、尿や便の刺激から保護します。局所が蒸れないよう、また清潔に保つためにカテーテルを使用したり、浣腸を用いて強制的に排便コントロールをする方法もあります。

栄養状態も褥瘡の発症・進行に大きく影響します。栄養が行き渡らないと、褥瘡はできやすくなり、できてしまった褥瘡は治りにくくなります。同量のカロリーやタンパク質を摂る場合でも、点滴や鼻から胃に直接管で入れる鼻腔栄養で摂取するより、口から摂取するほう方が褥瘡はできにくいのです。介護をする人は、出来る限り患者さんが口から物が食べられるように努めることが必要です。

褥瘡が発生してしまった後も、局所治療と並行して予防に努めます。褥瘡の予防と治療は、看護する人ひとりで責任を背負わず、医師や介護に関わる人々と相談し、協力しあって進めていきましょう。

褥瘡の治療方式はどのようにするのでしょうか?塗り薬は医師の指示で正しく選びましょう

褥瘡は状態や時期により治療が異なるため、まず医師や看護師に相談しましょう。

塗り薬が治療の中心ですが、感染を起こさないよう壊死した皮膚を切除することもあります。栄養補給やリハビリテーションが必要なこともあります。褥瘡の治療は予防、つまり圧迫やずれを除きながら適切な治療をすることに難しさがあります。

褥瘡になってしまう前に、普段使える万能なスキンケア用品「青芝エッセンス」をここで紹介します。霊芝の新種である小胞子霊芝から培養した「霊芝たんぱくGMI」を配合、天然素材で体にやさしく、新陳代謝を促し、細胞の老化を防ぐ働きがありますので、免疫力低下によって皮膚の不調、かゆみやかぶれ、すべてこの一本で改善でききます。ベタつきにくいジェルが肌の炎症を鎮め、湿疹、皮膚炎、かゆみを治します。

浅い褥瘡が現れた時、医師の指示により塗り薬で治療しつつ、ジェル状でスーッと伸びるテクスチャの「青芝エッセンス」と一緒に使用しましょう。保湿ケアができて、より効果的に肌を修復することができます。

在宅での褥瘡の治療、予防は患者さんの状況に応じて適切なプランを立てる必要があります。褥瘡の原因になるような状態(寝たきり・麻痺など)になったら、マットレスをつかって圧迫を避け、スキンケアを適切にしてすぐに褥瘡の予防を始めましょう。

最後に、寝たきりの人は自分で体位を変えることができないため、同じ場所にずっと体重がかかり、痛くても自分で動けないため、介護の人が頻繁に体勢を変えたりしてあげましょう。日常の保湿ケアとして青芝エッセンスをおすすめします。無臭無味で、肌にも優しいので安心で使えます!