伝説の漢方パックが台湾にある!
オトナのひとり台北2泊3日、これで間違いナシの大満喫プランを連載中!
「羽田を出てから羽田まで」のルートをがっちり想定の上、
ひとり台湾ベテランの佐々木さんが台北遊びつくしの細かいモデルルートを指南します。
前回までのお話はこちら。今回は「台湾ならでは」の伝統美容について!まだまだ1日目の中盤です。
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第1話
第2話
第3話
昔栄えたバロック建築の長屋風街並み『迪化街』
やっぱりここ『迪化街』は台北旅では欠かせないスポットの一つ、道の両側にずらりとバロック建築のアーケード付き建物が並び、赤や黄色の目を引く看板がせり出す。布や手芸用品が山盛りの『永楽市場』や、お菓子や包材の問屋、干しエビやきくらげ、ドライフルーツはドサッと45ℓ超えビニール袋に入って売られていて買い放題、最近では古さを生かしたおしゃれなショップやカフェも増えていてアンテナ全方位に立ててたら逆に消化不良に陥ってしまう。
今回は日頃疲れた自分のための『食と身体メンテ』プランというわけで、ズバリ興味は漢方のみに絞ってこの迪化街を巡ろうと思います。
実際行ったことある方はおわかりの通り、同じような乾物の店、同じような漢方薬局が何十軒と連なりもうどこで買うのがいいのか、何を自分が求めてるのか、適正価格も判断力も漢方の香りと混じってぐちゃぐちゃに。
「たくさん漢方のお店があるからお好みのものを探してみてね」
という漠然としたアドバイスじゃなく、今回と次回、2回に渡りピンポイントでおすすめを紹介しますよ。
まずは高級漢方パック!
『迪化街』のメインストリート、迪化街一段と交差する南京西路沿いにどしっと構える漢方調剤薬局『生元薬行』、その高級感に入りづらさも感じるけど思い切って扉の中へ、ピカピカに輝く生薬のツボと黙々と自分の仕事をこなすピシッとした雰囲気のスタッフに安心と信頼を覚える。
ここのお店で購入したいのはかの西太后が作らせたという美白のパック『玉容散』!肌にいい生薬が処方された粉末を卵白か牛乳に溶き、顔に塗っていくクレイパック。
日本人には日本語の説明書をつけてくれるので見てみると、成分は
◎淡斑(美白):特製の玉容散古伝処方
◎浄化排毒:火山泥と深海泥を基底にしたもの
◎天然保湿:サンゴ藻、海藻、涼漿玉露
◎潤膚養顔:パールパウダー、ローヤルゼリー
と肝心な部分は企業秘密!?しかしその香りで様々な生薬が入っていることがわかる。潤す成分、パールパウダーって真珠の粉ってことだよね!なんと贅沢なパック!
使ってみたらいい感じ
帰国し家で実際使ってみたところ、まあかなりの漢方のかほり、プラス油粘土のような色のクレイを顔にベタベタ塗っていくとなり効いてる感。
途中少しピリピリしてきたが、これは『経脈活絡』現象で、長期間使用すると皮膚の緊密度があがるらしい。(もちろん我慢できない痛みの場合はすぐ使用をやめてくださいね)
15分経ってお湯で落とすとぷくっとハリが出てワントーン色が白くなった気がした。
保湿に関しては正直微妙だったけど、血行が良くなって何かが巡ってる感じ。
最近忙しさにかまけて全く肌に無頓着、クマやタルミ無法地帯と化していた自分の顔、こうして気にかけてパックをするという行為自体気分があがりました。
実はコスパがよくリーズナブル
500mlペットボトルくらいのケースに袋詰めされた『玉容散』は1つ1200元、ざっと計算する約4500円(2018年1月現在)、お高くて怯むけど中身は20回分!つまり1回200円ちょっとなので実はかなりリーズナブルなんですね。
お店で『玉容散』というメモを見せればすぐに買うことができるので、日頃忙しくしているみなさま、せっかく台湾へ行ったのですから台湾らしい美容パック、思い切って試してみてください。
info
生元薬行
住所:台北市南京西路181号
Tel:02-2555-2970