かぶれやかゆみの原因は何？皮膚発疹に効く塗り薬のおすすめ

なぜ発疹が出る？かゆみを伴う皮膚疾患にはさまざまな種類があります。赤みやぶつぶつは、皮膚への刺激を控えていれば、多くの場合は自然に治ります。肌にかゆみを感じる時、考えられる病気や原因、症状を正しく理解して、適切なセルフケアで早めに対処しましょう。

発疹とはどういうこと？

発疹とは、吹き出物や水疱など、見た目でわかる皮膚に現れる病変のことを指します。赤くブツブツしている、赤くカサカサしている、赤く盛り上がっているなど、見た目はさまざまで、多くはかゆみや痛みなどの皮膚症状が伴います。 発疹の多くは命の危険のないものですが、中には体の病気が原因となって起こっているものもあります。

1.湿疹

皮膚は薄い一枚の皮のようにみえますが、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできています。一番外側の表皮は、日光（紫外線）、ほこり、細菌、ウイルスといったさまざまな異物から体を保護しています。真皮には汗腺や血管などが走り、皮膚に弾力を与えています。
その内側で皮下組織が皮下脂肪で体を守り、エネルギーの貯蔵庫にもなっています。こうして皮膚が体の外壁として日常的に外の刺激から体を守ってくれています。

ただし、このバリア機能をもってしても防ぎきれない外部からの刺激や、特定の原因物質が刺激となることなどで起こるのが湿疹・皮膚炎で、具体的な症状名として「かぶれ」「じんましん」「あせも」などがあります。

2.蕁麻疹（じんましん）

かゆみを伴い、チクチクとしたかゆみに似た感覚や焼けるような感覚がある場合も。数十分から数時間で症状が治まることがほとんどですが、半日から1日続いたり、次々に新しい膨疹が現れて常に発疹が出てくることもあります。大きさは1～2㎜から数十㎝のもの、それぞれが融合して体表をほとんど覆ってしまうケースもあります。

最初の症状が出始めてから1ヵ月以内のものを「急性じんましん」、それ以上続くものを「慢性じんましん」と呼びます。原因は食べ物や薬、細菌やウイルスに感染、暑さや寒さなどの物理的刺激、発汗、ストレスなど様々あります。原因が明らかでない特発性のじんましんもありますが、多くの場合、疲労やストレスなどの因子が症状を悪化させています。

3.あせも

あせもとは、大量の発汗に伴って、汗の正常な排出が妨げられることで起こる発疹です。高温多湿下で、汗を出すための管が詰まり、皮膚の中に汗がたまることで起こります。かゆみのある赤く小さな発疹が、たくさん汗をかいた部位に急速に現れます。

髪の毛がかかる額や首元などもあせものできやすい部位です。汗をかく時期には髪を結ったり髪留めでとめるなどの工夫もしてみましょう。皮膚を清潔にし、涼しい環境で過ごすことで自然に消えていきます。外用薬でかゆみや炎症を抑えることができます。

4.虫刺され

蚊、ノミなどに噛まれた後、虫の唾液や毒液が身体に異物だと認識されているので、炎症反応が起き、痒みを伴い、皮膚に赤く腫れあがった発疹の症状が出ます。注入された毒液の種類や量、アレルギー反応の有無、年齢や体質によって、症状の程度には個人差があります。

5.刺激性接触皮膚炎

刺激性接触皮膚炎とは、皮膚が刺激性のある原因物質に触れて炎症が起こる皮膚炎です。刺激性接触皮膚炎は、アレルキー体質かどうかに関係なく、誰にでも起きます。原因物質に触れた場所が赤みや腫れ、水ぶくれを生じ、痛みも伴います。症状がひどい場合には、皮がボロボロ剥がれ落ちたり、激しい痛みを伴い、大きな水ぶくれを起こしたりします。

6.アレルギー性接触皮膚炎

刺激性接触皮膚炎とは違い、アレルギー性接触皮膚炎が起こる原因は肌に触れた原因物質が体の免疫システムに侵入した異物と認識され、アレルギー反応を引き起こします。つまり原因物質にアレルギーのある人だけ起こる接触皮膚炎です。いったんアレルギー反応が起こると、通常、数時間から1日程度でかゆみや、腫れ、水ぶくれなどの皮膚炎を生じます。また、何の問題もなく何年もある物質を使い続けた後、突然アレルギー反応を起こし、アレルギー性接触皮膚炎になることもあります。

7.光接触皮膚炎

原因物質が素肌に直接触れることで発症する接触皮膚炎だけでなく、太陽光の紫光線が当たった部位のみ、皮膚に発疹や水ぶくれ、炎症が起こる接触皮膚炎もあります、これを光接触皮膚炎と言います。

8.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、皮膚の表層（表皮・真皮上層）にかゆみを伴い、赤いブツブツ、水ぶくれが起こる慢性的な皮膚炎で、一般には湿疹とも呼ばれます。原因は外来物質、刺激から守る皮膚のバリア機能が低下すると発症するきっかけとなります。個人的な体質や精神的な状態によって症状が良くなったり悪くなったりする状態が何年にもわたります。また、湿疹のできる部位は年齢に応じてさまざまで、顔や胸、背中、関節部分など全身のどこにでもできる可能性があります。　

発疹の治療・対策

かゆいとつい掻いてしまいがちです。しかし患部を掻きむしって表皮を傷つけると、肌のバリア機能が低下し、湿疹が悪化して化膿することも。さらに、掻くことによって、知覚神経を刺激するかゆみ物質が放出され、かゆみの症状もひどくなります。

かゆくて我慢ができない時は、冷水や保冷材を使って患部を冷やすのが効果的です。冷やすことで毛細血管が収縮し、炎症にブレーキをかけることができます。 外用薬や内服薬でセルフケアするのも大切ですが、原因がはっきりとわからない場合も、薬で症状を抑えることはできますので、辛い症状は我慢しないで早めに皮膚科を受診しましょう。

外用藥

医師は症状や部位によって処方する治療薬、一般的に「ステロイド外用剤」と呼ばれています。炎症の根本を抑制することができるステロイド外用剤は、多くの炎症性皮膚疾患の治療薬として欠かせないものです。

ステロイド外用剤には、炎症、かゆみをすばやく抑えるステロイド成分が配合されていて、作用の弱いものから強いものまで分類され、使い分けができます。しかし、長期的にステロイド外用剤を使用する場合は、皮膚がうすくなったり、毛細血管の拡張で透けて赤く見えたりするなど、副作用が出る恐れがあるので、発疹の原因と部位、年齢に応じて、医師または薬剤師に相談した上で、ステロイド外用剤の使い方に十分注意する必要があります。

例えば皮膚がやや薄い、デリケートな部位（目の周り）は少量、効果の弱めなものが適していますが、皮膚が厚い手のひら、足の裏などの箇所は、成分の吸収力がやや弱くなるので、効果が強めの外用薬が向いています。また、子どもや赤ちゃんは、お肌のバリア機能が大人より弱いため、マイルドなステロイド外用剤や非ステロイド外用剤の使用が一般的です。

また、子どもや赤ちゃんは、お肌のバリア機能が大人より弱いため、マイルドなステロイド外用剤や非ステロイド外用剤の使用が一般的です。ですが、ステロイドの副作用が怖い方は、成分に「霊芝」が含まれる製品を使用するのもオススメです。

霊芝は副作用のない上、薬に分類されている薬物で、炎症やアレルギーを抑える効果があります。皮膚のバリア機能を強めたり、免疫を高めたり、体の中から治療してくれます。主成分が霊芝タンパクGMIの青芝エッセンスは、高い保湿効果と抗炎症作用でニキビ跡や肌の赤みの鎮静などが期待できます。

内服薬

しばらく外用薬で治療しても改善しない場合は、医師の判断によって内服薬を使用することもあります。

炎症性皮膚疾患では、ステロイド成分配合内服薬や、かゆみの原因物質であるヒスタミンを抑える「抗ヒスタミン剤」を使用することがありますが、ステロイド外用剤が基本になります。また、症状によっては、外用薬と併用して治療することもあります。

日常生活からできる習慣

肌が弱い、アレルギーを発症しやすい方は、日常生活を注意すれば湿疹を避けることができ、健康維持にもつながります。正しい対処法を実践していきましょう。

・こまめに掃除し、接触源を避ける。
・いつも清潔にし、保湿を心がける。
・かゆみを増長させるアルコールや刺激物はほどほどに。
・規則正しい生活をして睡眠を十分にとり、体を常に健康に保つようにする
・紫外線対策も。肌が弱い人は、夏場もできるだけ皮膚を露出しない服装で。

湿疹や皮膚炎に悩む方におすすめ：青芝エッセンス

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湿疹や皮膚炎は、外からの刺激による外的要因と、体調や肌のコンディションからなる内的要因が影響し合うことで起こりやすくなります。軽い症状の場合は霊芝エキスで改善することができ、自分自身の体に合わせ、霊芝を使用する事で肌の不調を鎮めて、体質を調整していき、正しいケアで皮膚炎や湿疹とさよならしましょう。