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舌苔が取れない?正しい舌苔の取り方とケアで口臭予防!

舌苔とは

舌苔(ぜったい)とは何でしょう?舌苔は除去する必要ある?

歯磨きだけで口腔ケアができてると思ってる人は多いのでしょうが、舌苔を除去することも口の健康維持の一部です。

舌苔は食べ物のカスや口の中の細菌、代謝産物、舌の剥がれ落ちた細胞などからできていて、硫黄水素を発生させ、口臭、虫歯の原因となります。 口腔ケアを怠けると、口腔がん、喉頭がんなどの症状にもつながります。

舌苔がつく原因

舌の表面に白や黄色っぽい苔のようなものが付着していませんか。一度は取れたとしても、いつの間にかまたできていることがあります。多くの人は口腔ケアができてないから舌苔ができやすいと思っていますが、実は体の健康に繋がっています。

胃もたれや消化不良

舌苔は咀嚼、嚥下の時に分泌される唾液、細菌や古くなった口の中の粘膜、食べ物のカスが集まったものです。胃もたれや消化不良の時は、消化に時間がかかると、胃腸に湿気が溜まりやすく、舌苔もできやすくなります。このような状態が続く方は、まず自分自身の生活習慣を見直していきましょう。ゆっくり、よく噛んで食べることを習慣づけ、脂っこいもの、冷たいものを取りすぎないように気をつけましょう。また、寝る直前の食事は、消化不良の大きな原因となりますので、控えましょう。

唾液の分泌不足

人の唾液には、口腔の食べかす、歯垢、細菌まで洗い流す役割があります。また、体の様々な状況によって、我々の唾液の分泌量が変わってきます。水分の摂取不足、情緒、ストレス、薬の副作用や病気なども唾液の分泌不足の要因と考えられます。唾液の分泌が不足すると、舌苔もどんどん厚くなってしまいます。 

口腔の掃除不足

食べかすや細菌が口内に蓄積すると、舌表面にどんどん溜まり、舌苔になってしまいます。毎日、ブラッシングを行っている際に、歯だけでなく、舌に付着している汚れや食渣をきちんと洗い流し、舌もしっかりケアしましょう。

舌の運動機能の低下

私たちは日常生活の中で、実は知らないうちに、自然と舌の汚れを落としています。それは、食べたり話したりするときです。多かれ少なかれ舌を動かすことで、唾液の分泌を刺激したり、舌と口腔(口蓋)の摩擦によって舌表面の汚れを除去するに役立ちます。寝ている間や病気で経口摂取ができない人は、舌の活動量が低下するため、唾液の分泌も減っていき、舌苔ができやすくなります。

口呼吸で口内が乾燥している

口内が乾燥する一つの原因として、口呼吸があります。口呼吸をしている間に、気流が口腔を通り続けることで、口内の湿度を保つ唾液を乾かしてしまいます。口内環境が乾燥しすぎると細菌が繁殖しやすくなり、舌苔も乾き、剥がれ落ちにくくなります。人は普段、鼻呼吸をしていますが、もし鼻づまりなど鼻に関わるトラブルや病気にかかった場合は、無意識のうちに、口呼吸をしてしまいます。このような場合は、耳鼻科の医師に相談しましょう。

抗生剤の副作用

ステロイドなどの抗生物質を長期的に服用し続けていると、口腔の常在菌が減り続け、舌苔ができやすくなります。また「カンジダ菌」という一種のカビ菌が舌表面を覆うように増えると、舌が黒く見える黒毛舌が発生しやすくなります。

舌は体調の変化が分かる?

毎日歯磨きするついでに舌も磨いているものの、なぜまだ舌苔がついてるののでしょうか?漢方医から見れば、舌苔の色で体の健康が分かります。舌の表面は薄く白い苔が付着していて、舌先は薄赤の状態は健康な舌です。

しかし、舌苔が厚く、表面は黄色や灰色、または黒色(こげ茶)の場合は、体調の異常が現れている可能性が高いので、早めに病院を受診した方がいいでしょう。舌は身体の不調が真っ先に出るので、無視してはなりません。病院に行っても検査結果が大丈夫であれば、歯磨きがしっかりできてないだけといえるでしょう。

舌苔は口臭につながる?

舌苔は口臭につながる?

口臭を引き起こす原因は、食事と生活習慣以外では、舌苔に含まれるタンパク質もあります。咀嚼中に唾液が分泌され、舌の真ん中に薄く白くなってる程度であれば心配はありませんが、唾液の分泌量が少なかったり、口の中が渇いていたりすると舌苔は厚くなって、口臭が強くなる傾向があります。 様々な口内トラブルが起こる時は、舌を清潔に保つ以外、正しい生活習慣を身に着けることが一番の改善策です。

正しい舌苔の取り方

1.舌の上に塩を少々乗せて、舌磨き、または指で軽く1分間磨いて、水でうがいする。

2.アロエは炎症に効くので、アロエジュースひと匙でうがいして、ぬるま湯で口の中をすすぐと舌苔の改善に効きます。

3.柑橘ジュースにウコンを入れ混ぜて、舌に塗り2分後水ですすぎます。

4.喫煙と飲酒を辞める。タバコと酒は咽頭がんのリスクがあります。

5.ドライマウスと喉の乾きは舌苔がつきやすいので、こまめに水を飲むことで舌苔とさよならしましょう。

舌苔ケアについて三つのポイント

・舌苔を磨く時は、舌根から舌先まで、三回程磨きます。磨きすぎないようにご注意ください。

・歯ブラシで磨くのはやめましょう。硬めのブラシは味覚損害のリスクがあります。舌用の歯ブラシやガーゼなど指を包んで舌苔を優しく落 とします。

・就寝前は唾液の分泌が少なく、細菌の増殖が早いので、舌苔は朝起床後、磨くことがオススメです。

以上は舌苔ケアについて五つのポイントを紹介しました。今後は歯磨きするついでに、舌苔のお手入れも忘れずにしてください。歯磨きでできる口内ケアは25%程度です。口腔内の健康維持には、デンタルフロスも使い、食後にうがいする習慣を身につけると、細菌を抑え、口臭予防に効果があります。

さらに口腔の健康を強化したい人には、「牢牙膏」をオススメします。元代の「遺山牢牙膏」という処方をもとに調合したもので、歯茎の出血を減らし、歯周病をできにくくする成分を含んでいます。歯の健康維持に最適ですよ。