産後の抜け毛は心配いりません!中医が助けます
産後の抜け毛はあなただけではありません 「産後の髪の毛が戻ってこない?」「抜け毛が多くてハゲちゃうのでは?」「二人目を出産して、産後は抜け毛があると分かっていても、まだ落ち着かないのでは?」 産後の抜け毛は自然な現象ですが、多くのママ共通のお悩みですね。主にホルモンの変化が毛周期に影響を与えています。一般的な脱毛は一日当たり100~150本ですが、産後3~6か月の間は1日当たり100~300本が正常な生理現象と考えられます。産後の抜け毛は3~8か月ほどで徐々に減っていき、9か月~1年ほどで元に戻ります。 妊娠と出産は女性の人生の重要な転換期です。産後の抜け毛について皮膚科以外に漢方治療を検討したことがありますか? 漢方医学上の産後抜け毛とは 中医学では、「髪は血液から作られる」と考えられています。髪の毛の成長は人体の気と血の栄養と密接な関係があります。もし体の気と血が不足したり、血液循環が滞ったりして、血液が十分に栄養を髪に供給できなくなると、脱毛が発生します。 「髪の毛は余った血から作られる」、「脾胃(消化器官)は気と血の源である」「腎は骨を司り、髪は腎の華(はな)」と言われます。出産は気と血を大量に消費するため、気と血が不足し、肝と腎が弱り、毛包の成長に影響を及ぼし、栄養が失われ、毛が抜け落ちます。 「血虚」(血の不足)と「血熱」(循環不全)は髪の状態に影響を及ぼします。気と血が不足すれば、髪が乾燥しやすく、切れ毛や抜け毛になったり、気血の流れが滞れば、抜け毛が起こりやすくなります。 産後3~7ヶ月頃には「生理的脱毛」と呼ばれる正常な脱毛期があります。出産後は体内のエストロゲンが急激に減少するため、妊娠中に抜けるはずだった髪の毛も休止期に入り、抜け毛の量もかなり増えてしまいます。 一般に中華圏の「坐月子」として知られる産後の静養は、髪の成長に重大な影響を与えます。出産時の多量の出血や、産後の鉄欠乏性貧血、産後の肥立ちが悪いことなどにより、血や気が不足すると、髪の成長に影響を及ぼします。 産前の不安やストレス、産後のうつや緊張、多忙な育児などにより、身体の緊張や血流不良が起こりやすく、抜け毛が悪化することがあります。頭皮が硬いと、毛包細胞の状態にも影響します。 漢方医による産後抜け毛にはどんなタイプがあるの 伝統的な中医学の観点から、産後の女性はホルモンの変化と産後の気と血の不足により脱毛しやすくなります。出産の過程で母体の気と血は消耗され、出産時の失血量が多かったり、産後の栄養補給が不十分だったりすると、産後に重度の脱毛が起こることがあります。 中医学では、産後の脱毛には「気血不足型」「肝気停滞型」「湿熱型」の3つのタイプがあると考えています。 1….